富良野の花人街道237を北上し、美瑛エリアに入ったらぜひ見に行きたいのが、「ぜるぶの丘」です。ぜるぶの丘の一角に「亜斗夢の丘」があり、2つの名前がついていますが、実質的にはひとまとまりの花畑となっています。
富良野・美瑛といっても花畑が多いのは圧倒的に富良野。そんな中、美瑛の花畑として非常におすすめの場所でもあります。
今回は、9月に入ってもたっぷりのお花を見られると好評の、美瑛「ぜるぶの丘・亜斗夢の丘」の魅力をご紹介します。
ぜるぶの丘(亜斗夢の丘)はどこにある?地図・住所・電話番号
ぜるぶの丘(亜斗夢の丘)は、JR美瑛駅から北へ車で5分の距離、「花人街道237」と呼ばれる国道237号線沿いにあります。詳しいアクセスは後述しています。
富良野から花人街道237を北上する流れでも訪れやすいことから、富良野観光と一緒に立ち寄る人の多い場所と言えるでしょう。
ぜるぶの丘だけでも多くの花を見ることができ、アクティビティもあってカフェレストランも併設されているので、花畑めぐりの一環としてだけではなく、ぜるぶの丘を主要な目的地として設定するのもおすすめです。
富良野、花人街道237にも多数の花畑があり、ぜるぶの丘と同時に訪問すると便利です。詳しくは下の記事をご参照ください。
ぜるぶの丘(亜斗夢の丘)の住所・電話番号
- 住所:北海道上川郡美瑛町大三
- TEL:0166-92-3160/0166-92-3315(レストラン予約)
ぜるぶの丘(亜斗夢の丘)の営業時間・営業期間・入園料
ぜるぶの丘(亜斗夢の丘)は、
- 営業期間:4月中旬~10月中旬
- 営業時間;8:30~17:00(時期に寄り異なります)
- 入園料:無料※バギー別途。後述しています
となっています。
2018年には4月27日にオープンし、2017年は4月26日のオープンでした。中旬のオープンとなっていますが、月末近くと思っておいたほうが良いかもしれません。
オープン1週間ほど前になると公式ホームページで告知がありますので、4月、10月には確認してから出向くのがおすすめです。
ぜるぶの丘・亜斗夢の丘…名前の由来と読み方は?
ところで、「ぜるぶの丘」って一体どういう意味? そして「亜斗夢の丘」の読み方は? と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。
「ぜるぶ」ってシマウマのことかな……? いえいえ、それは「ゼブラ」ですよ!ヒヒーン ※しかしシマウマの鳴き声はヒヒンではなくワンワンです。
「ぜるぶの丘」名前の由来
「ぜるぶの丘」と聞いて、「ゼブラ」とか「ゼルダ」とか色々な名前の由来が思い浮かぶかもしれませんが、いずれも違っています。
「ぜるぶの丘」の名前は、「風薫る丘で遊ぶ」の略なのですッ!
つまり、「かぜかおるおかであそぶ」の丘、ということだったんですね。
北海道の爽やかな夏、遠慮無く風薫る丘で遊べそうですね!
「亜斗夢の丘」名前の読み方、由来
「亜斗夢の丘」の読み方は、「あとむのおか」です。
この名前を見ると、大体は「あの手塚治虫の『鉄腕アトム』に関係しているのだろうかっ!」と想像してしまいますが、実はそうではなく、ぜるぶの丘自体が「(株)アトム農機」という、富良野の農業機械製造の会社が運営しているので……という理由です。
また、ぜるぶの丘の中で、どこからどこまでが亜斗夢の丘なのかという線引きは、それほど明確ではありません。
ただぜるぶの丘の奥側が亜斗夢の丘という名称になっており、展望台が亜斗夢の丘にある! ということは覚えてから訪れると便利です。
【2023年】ぜるぶの丘の見頃は?
富良野エリアの花畑にはラベンダーが多く、見頃もかなり限られるのですが、ぜるぶの丘は幸いにも様々な種類の花を植えていて、北海道ではかなり寒くなる10月上旬にも、まだ花が咲いているのを見られます。
見頃としては
- 6月~9月
と考えると良いかもしれませんが、4月から10月まで通して花を見られるスポットです。
ぜるぶの丘・亜斗夢の丘の見どころ!バギー&「ケンとメリーの木」をチェック
ぜるぶの丘の広さと花の種類
ぜるぶの丘の広さは8ヘクタールです。これは、東京ドームに換算するとおよそ1.7個分の広さとなります。
花の種類は
- ラベンダー
- ポピー
- ツツジ
- パンジー
- ひまわり
- ジャーマンアイリス
- ルピナス
- サルビア
- ペチュニア
- マリーゴールド
- ベゴニア
- ケイトウ
- バラ
- コスモス
……等々、およそ30種類です。これだけの種類があるので、いつ行ってもたくさんの花に迎えられることが可能となっています。
ぜるぶの丘ではひまわり畑が絶景!
えっ……と思うような写真ですが、これは本物。
7月と9月、2度見頃を迎えるひまわり畑は、ぜるぶの丘のおよそ半分を占めるとも言われ、かなりの圧巻スポットとなっています。
ひまわりの隣にはラベンダーが植えられているのも心憎い演出。黄色と紫は補色と言われ、目に心地よさを感じさせるベストな組み合わせです。
バギー・カートに乗って園内めぐり!徒歩では行けない道も?(営業時間・利用料金など)
ぜるぶの丘には、レンタルバギーや遊覧カートがあります。
上の写真はレンタルバギーです。乗車にあたっては、自分で運転して園内を巡るスタイル。運転は難しいことはなく、ボタンを押して前に進むだけです。
ただし、運転が苦手な人や、逆に運転が好きな人は、運転に集中しすぎたり、運転が楽しすぎて景色を見ない間に1周回ってしまうという話も。
それならばむしろカートがおすすめです。
カートは、屋根付きで乗り心地も良く、係の方が運転してくださいます。景色の良いところでは一時停止もしてくれるので、写真もしっかり撮影できますよ!
園内には徒歩で巡れる遊歩道がありますが、カートやバギーのルートは徒歩ルートから離れて、徒歩では行けない場所へも乗り物に乗れば訪れることができます。
乗り場は園内に入ってすぐの看板近く。
料金は以下のとおりです。
- 四輪バギー(1人乗り)500円/(2人乗り)800円
- 遊覧カート 1人につき500円
受付は営業時間内ですが、季節変動があるのでお問い合わせください。
- 8:30~17:00(時期に寄り異なります)
亜斗夢の丘展望台へ…ケンとメリーの木を見ることも!
ケンとメリーの木は、1972年(昭和47年)に、日産・愛のスカイライン、通称「ケンメリ」のCMに登場した、ポプラの木です。
車マニアの人なら、ケンメリが4代目スカイラインで、ケンメリGT-Rはわずか197台しか生産されていない、車史に残る超レアもの……などという話もご存知かもしれません。
この「愛のスカイライン」で作成された16本のCMのうち、1976年9月に放映された第15作「地図のない旅」編に登場したのが、ケンとメリーの木です。
今では既に老木になっていますが、亜斗夢の丘の展望台から見ることができるので、これを目的に亜斗夢の丘を訪れる人も多くいます。
亜斗夢の丘の展望台は、ぜるぶの丘を越えたところにあるため、丘の反対側が見えます。そこにケンとメリーの木が立っているのです。
ケンとメリーの木は、ぜるぶの丘の敷地内ではありません。
徒歩でケンとメリーの木の前まで訪れることは可能ですが、とりあえず遠目にでも見たいという時は亜斗夢の丘から見られることを覚えておくといいですね!
ぜるぶの丘に駐車場はある?駐車料金は?
ぜるぶの丘は無料駐車場を完備しています。
- 料金:無料
- 台数:120台
ラベンダー見頃の季節には、富良野のラベンダー畑を訪れた足でぜるぶの丘まで訪れる人が多いので、駐車場の混雑が予想されます。
ぜるぶの丘へのアクセスは?(電車・車)
ぜるぶの丘への電車でのアクセス
ぜるぶの丘の最寄り駅は、美瑛駅です。
美瑛駅からぜるぶの丘までは、道はわかりやすいのですが、徒歩では30分弱の時間がかかります。
タクシーでは10分弱での到着で、予想料金は630円~750円ほどとなっています。
美瑛でタクシーを手配したい場合は、下記をご参照ください。観光タクシーの手配も可能ですよ!
美瑛ハイヤー
- 住所:美瑛町本町1丁目
- TEL:0166-92-1181
ぜるぶの丘への車でのアクセス
ぜるぶの丘へは、富良野駅方面から国道237号線をまっすぐに北上します。
美瑛駅からぜるぶの丘までの、車での所要時間は6~8分ほど。
富良野駅からは、車で45分ほどとなります。
また富良野の有名な花畑、ファーム富田からは30分ほどで到着します。
ファーム富田からぜるぶの丘まで北上する間の道が「花人街道237」と呼ばれ、ラベンダーシーズンには混雑することで有名ですので、朝早めに移動するなど工夫が必要でしょう。
レンタサイクルでの移動もおすすめ!
美瑛エリアで移動するなら、特に道路混雑の可能性のある夏場ではレンタサイクルもおすすめです。
美瑛駅にも近い、JR美馬牛駅でレンタサイクルを借りられるので、電車移動をされる方は検討してみてはいかがでしょうか。
レンタサイクルの金額は、レンタルする時間や機種によりますので、お問い合わせください。電動自転車が完備されています。
JR美馬牛駅「ガイドの山小屋」
- 住所:北海道上川郡美瑛町美馬牛南1丁目5−52
- TEL:0166-95-2277
- 営業時間;8:00~20:00
- 定休日:火曜他。ホームページにてご確認ください
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