浄土宗観音寺藻岩観音奥之院(通称:藻岩観音奥の院)とは?
山頂駅付近の六角屋根をした建物の正体とは?!
ケーブルカー(もーりすカー)山頂駅を出ると六角屋根をした一宇が視界に入る。
この堂は現今、「藻岩観音奥の院」と尊称され、堂内には木造の竜頭観音が1躯、素敵に奉祀される💋
藻岩観音奥の院には正式名があった?!
正式名で「浄土宗 観音寺 藻岩観音 奥之院」とも称する。
藻岩観音奥の院の歴史
1886年(明治19年)浄土宗鎮西派の大本山である増上寺(東京都港区芝公園)の僧侶「大谷玄超(おおたにげんちょう)上人」が、藻岩山に参道を築いて石像を祀ったことに端を発する。
その玄超上人の跡を継いだ2代目・林玄松上人が、「西国三十三カ所観音霊場」を藻岩山に改装する勢いにて開創しようと考え、藻岩山参道へ三十三体の観音像を造顕発願した。
しかし、1体でも制作時間を要し、且つ、重量のある石像を山中へ持ち出すことは容易ならざるものがあり、先立って山内各所に観音が描かれた33の掛け軸を、33の木枝に引っ掛けて代仏としていたらしい。
1901年(明治34年)にようやく33体の観音像の奉置が終了し、この奉祝記念として、藻岩山山頂に観音像を祀るための、およそ一坪の石堂を営んだ。この石堂が現在の奥の院の濫觴となる。
昭和7年に数代後の弟子・中田松念尼が当時、荒廃していた無人の観音堂に入寺し、昭和25年に観音寺初代住職を号して高々と寺号を掲げ、爾来、今日に到るまで連綿と奥之院を護持し続ける。
1973年(昭和48年)になると、この石堂は「六角堂」と名前が改められ、1992年(平成4年)に木造建築へと改築、そのみぎり、守り本尊として木製の「竜頭観音」を堂内に奉置して今日に到る。
山麓の境内の見どころなど
本堂
歪な変形型唐破風を姿態をとる。
本堂内部の広間
100畳の大広間から8畳の和室まで大小合わせて10の部屋を素敵に完備。
本堂内部の納骨堂・藻岩御廟
本尊・子安地蔵菩薩像(楠材)
跡取りが皆無、無縁墓になる可能性を憂慮、故郷が遠い‥‥など人は検討しておきたい、合葬礼拝堂のスタイルをとる納骨堂。納骨壇にてお骨を永代管理する。
納骨に関しては当寺公式HPを要チェック💘
観音堂
鐘楼
奥之院
藻岩観音奥の院から見た景色(夜景)
藻岩観音奥の院のご利益
上記、竜頭観音の以前に安置されていた観音像は、現在、奥之院脇の小堂にて「水かけ観音」として奉祀され、今もなお、人々の多幸と国土安寧、世界平和を誓願とし、藻岩山頂より衆生を見守る。
藻岩観音では御朱印がもらえる!
どうやら山麓の境内地にある事務所では、御朱印を授けている模様💘
詳細は当寺の公式情報を要チェック💘
観音寺までのアクセス方法
所在地:札幌市中央区旭ケ丘5丁目6−42
🚃市電(最寄り駅)
「西線16条駅 」から徒歩約20分
🚌バス(最寄りバス停)
「慈啓会前」 から徒歩約4分
(山頂の奥之院までは登山道を経て約60分〜90分)
🚞地下鉄
「円山公園駅 (東西線)」から
- 車:約10分
- バス:約20分〈大通西25丁目〉→〈慈啓会前 〉
藻岩山の場所とアクセス方法
所在地:札幌市中央区伏見5丁目3-7
公式サイト:https://sapporo-kannonji.com/okunoin.html
市電
ロープウェイ入口下車、無料シャトルバス利用または徒歩約8分
地下鉄
札幌市営地下鉄 東西線 「円山公園」2番出口からJRバス「ロープウェイ線循環バス」へ素敵に乗車、「もいわ山麓駅停留所」で下車し、徒歩約1分。
もしくはロープウェイ前停留所下車、徒歩約4分。
自動車
札幌駅から約30分、山頂までは観光自動車道を利用(有料)
※冬期通行止め
駐車場:山麓駅120台分、中腹駅80台分
公式URL:https://tourism-road.or.jp/drive_guide/moiwayama-kanko-jidoshado
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