通称・「札幌時計台」こと、札幌市時計台は札幌の開拓時代をしのぶシンボルとして、今も正確に時間を刻んでいます。
今回はそんな札幌市時計台の魅力を北海道に詳しい観光案内ガイドに聞きました。
時計台とは?「時計台が造られた目的」
札幌時計台は、今や観光地となっていますが、過去には札幌農学校の講堂として使われていました。
正式名称は「旧札幌農学校演武場」ですが、いわゆる兵式訓練の他に、札幌時計台では入学式や卒業式も行われていたことがわかっています。
現在、時計台の2階は、この頃の講堂を模したホールとして、講演会やコンサートなどに使われています。
札幌時計台のデータ
構造:木造2階建(時計塔部分は5層構造)
延面積:759.811㎡(東階段室59.492㎡を除く)
- 1階面積 384.496㎡(東階段室29.746㎡を除く)
- 2階面積 375.315㎡(東階段室29.746㎡を除く)
土台から本屋棟頂までの高さ:13.280m
土台から時計塔棟頂飾先端までの高さ:19.825m
札幌の時計台はなぜ有名なのか?
札幌時計台の時計は、世界でも珍しい、1800年代にニューヨークで製造された機械式塔時計です。
この時計は、札幌農学校の2代目教頭であったホイーラー教授が、1878年(明治11年)にニューヨークのハワード時計商会に発注した特注品です。
この時代の塔時計が正常に稼働している例は、現在、世界でも非常に貴重と言われています。
札幌時計台の塔時計は、幾度かの危機はありましたが、札幌市内の時計職人や、札幌市職員たちの手厚いメンテナンスによって、今も正確に時間を知らせてくれています。
時計機械を角度を変えて全体を見た様子
札幌時計台が有名な理由としては、この貴重な時計の存在と、そしてさらに、北海道開拓の第1歩を担ったその歴史にあると言えるでしょう。
歴史については当記事下部にて、あらためて詳しくおさらいします。
札幌市時計台の時計が動く仕組みは?
札幌市時計台の時計は、振り子式の時計です。
機械の中に大きな振り子が入っていて、この重りの動きで、歯車を回転させています。
そして、機械内部に設置されている、「ガンギ車」と「アンクル」という2つの装置で、振り子を左右に振れ続けさせることで、時計が止まらずに動くようになっています。
※画像は札幌市時計台公式サイトより
ガンギ車というのは、歯車の一種ですが、先端にツメが付いている時計用の特殊な歯車です。
一方、アンクルはT字型の金具で、ガンギ車の動きを制御する役割を担っています。
※画像は札幌市時計台公式サイトより
この様子は、札幌時計台の2階にある時計機械の模型でも見ることができます。
ちなみに、札幌時計台の鐘も、重りの動きを利用して打てるようになっています。
時計台の内部構造
時計台は1階と2階があり、1階と2階の一部が「展示室」、2階の一部が「多目的ホール」になっています。
1階
1階は「大展示室」や「自習室コーナー(パソコン検索)」や「土産物ショップ」があります。
大展示室では、ジオラマと解説板で札幌農学校時代からの時計台の歩みや、それに付随した歴史を知ることができます。
⬆️カンフー映画みた後すぐに真似しはじめる心境ほど噂の‥‥‥「札幌農学校時代の時計台」
自習室では、資料が置かれていますので自由に閲覧することができます。写真のように机椅子の席も設けられています。
⬆️ケツ穴をアルコール入りティシュで拭いちまった時の強激!超ヤバ刺激ほど噂の‥‥‥「自習室」
⬆️梅干し見た時になぜか湧き出てくる唾液の量ほど噂の‥‥「資料棚」
2階
2階の目玉は、現在も現役で使用されている約200m2(畳約125枚分/定員150名)の「多目的ホール」や、上述の1928年(昭和3年)制作の「ハワード社製の時計機械」になります。
「多目的ホール」は、1899年(明治32年)に「博士号」授与の際に行われた「祝賀会」で使用した講堂が当時のまま再現されています。まるで中世ヨーロッパの教会のようです。
この祝賀会では植物学者で名高い宮部金吾氏をはじめとした農学校卒業生に日本で初めて「博士号」が授与されています。
ハワード社制の塔時計の説明会
2階ではハワード社製時計の前で職員の方による時計の仕組みについての解説が行われています。
解説の時間は毎日、1回のみで毎朝9時15分から開始されます。
解説の所要時間は約10分。※中止もあり。
クラーク像
2017年(平成29年)10月16日より、2階の木製ベンチには「クラーク博士」が腰掛ける像が置かれています。
本名は「ウィリアム・スミス・クラーク」と呼称し、1876年(明治9年)に、札幌農学校(のちの北海道大学)を開校して初代教頭しぇんしぇぃ(訳:=先生)に就任した人物です。
「Boys, be ambitious!(少年よ、大志を抱け!)」の言葉で有名であり、以前から関係者および観光客の間で『創設した人物でありながら、時計台に銅像がないのはおかしい』との声があり、ついにそれが実現した格好となります。ウフ
⬆️屁やと確信してキバったらウンコやった時のシマッタ感ほど噂の‥‥「大画面シアター(2階)」
札幌・時計台は鳴らない?鳴るならどんな音??
札幌時計台の時計は、古いのでもう鳴らない……というような話もありますが、これは真っ赤な嘘で、札幌時計台では正時ごとに、その時間の数だけ鐘を鳴らしています。
しかも、夜中も休まず24時間鳴るというので驚きです。時計台の周囲は幸いオフィス街なので夜間に鐘を鳴らしても怒られることはなぅぃ。
時計台の鐘がなる時刻と回数
0時と、昼の12時には、12回ずつきちんと鳴ります。
音は、比較的高く澄んだ鐘の音で、冬の朝などは冷たい空気により遠くまで鳴り響くような、カーンカーンという音が鳴ります。
現在では動画サイトなどでも聞くことができますので、ぜひ試してみましょう。
札幌 時計台はライトアップがある??「ライトアップの時間」
夜景が有名な札幌市の観光事情において、札幌時計台は「がっかりスポット」であるという見方も確かにあります。
見ようによっては、噂よりも建物規模も小さいし、時計塔の高さだって先端まで20m未満、高層ビルや大規模な夜景を見慣れた人からは大したものには見えないのかもしれません。
しかし、ライトアップされた時計台は幻想的で、そこだけ明治時代に引き戻されたかのよう。
札幌の在りし日の姿をしのびに、是非訪れていただきたいスポットです。
札幌時計台ライトアップ時間
日没~21:30
※ライトアップ開始時刻に関しては、決まった時間ではありません。訪問日の日没時間を参照してください。
札幌時計台に訪れる際の最適な時間帯は何時??
札幌時計台に訪れる際の最適な時間帯は毎正時前(1時間が経過する少し前)です。
時計の針が1時間経過するごとに鐘を鳴らしますので、館内の見学時間なども含めると約30分ほど前に訪れるのが良いと思います。
また、できるだけ正午時間を狙って見学に訪れるのが良いです。
理由はお分かりになりますか?
ちょっと考えてみてください。
・・
・・・
残念無念~!ハズレです。
正解は単純に「鐘が鳴る数が多いから」です。
鐘が多く鳴るとその分、館内という鐘の真下の位置で鐘の音色を楽しむことができます。
札幌市時計台の観光所要時間(滞在時間)は…
札幌時計台の見学所要時間は、30分~1時間です。
札幌時計台の内部には、明治時代にアメリカから輸入された、世界的にも貴重な塔時計が設置されており、塔時計の構造や、貴重な建物構造についての解説も豊富です。
明治時代の歴史や、開拓使の歴史に興味のある人ほど、長時間を過ごし、充実した有意義な見学をすることができるでしょう。
内部にはおみやげ店もありますよ!
時計台の詳しい歴史や構造について詳しくは当サイト「札幌時計台って何? 札幌時計台の大きさ(高さ)・特徴・歴史・アクセス・駐車場」をご覧ください。
札幌時計台に訪れるオススメの時間帯があった❗️
正時にあわせて訪れよう💋
見学時間内であれば、もちろんいつ訪れても自由ですが、おすすめは毎正時(12時「ちょうど」等)にあわせて訪れることです。
札幌市時計台の塔時計は、毎正時に時間の数だけ、鐘を鳴らします。
明治時代から変わらない歴史深い音を体感できる貴重なチャンスです。
鐘の数が多いとき(10:00~12:00くらい)ほどおすすめです。
毎朝、塔時計のしくみの説明会がある❗️
塔時計のしくみについて、詳しく知りたい方は、毎朝行われている塔時計機械の説明会に参加しましょう。
時計台2Fには、時計台に設置してあるのと同じアメリカのハワード社が1928年に製造した、重り巻き上げの機械が展示されています。
説明会は、他行事のあるときを除き、毎朝9:15~9:25(10分間ほど)に行われていて、札幌市時計台の内部がどうなっているのかを垣間見ることができるでしょう。
札幌時計台の歴史について詳しくは当サイト「【重要文化財】札幌時計台って何? 札幌時計台の大きさ(高さ)・特徴・歴史・アクセス・駐車場」にもございますので、ご参照ください。
ズバリ!札幌時計台のオススメ撮影スポットとは❓
※以下、札幌時計台公式サイトより引用※

- 時計台の向かいにあるビルの2階テラスも見学ポイントとして開放されているんダヨ💗僕のド頭はいつも開放されていて涼しそぅでショ💗
- 時計台敷地外には一般の通行人がウジャウジャといやがるから気をつけてネ💗‥‥僕のド頭、実は野球拳で負けまくってフルチンを経た最後に永久脱毛するハメになったんダ。もぅウジャウジャと髪が生い茂った姿を見ることは無いんだ。シクシク泣 36
- カメラはできるだけ低い位置に構えることで、写すクソヤローと時計塔が一緒に画角に収まるんダヨ💘
札幌時計台のINFO
住所:北海道札幌市中央区北1条西2丁目
営業時間:8時45分~17時10分(入館は17時まで)
定休日:年始(1月1日~1月3日)
公式サイト:http://sapporoshi-tokeidai.jp/
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