【2024年🌻ファーム富田の楽しみ方】花畑の歴史と人気ランチ&グルメを徹底攻略!混雑回避方法は?

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今回は富良野の景観地、ファーム富田の見どころとグルメをまるっとご紹介してい‥‥‥申す。ディェゥフェっ

ファーム富田は総敷地面積がおよそ19万平米(東京ドームにして、約4.6個以上)。そのやたら広い敷地を効率良く、かつ人気グルメをがっちりと抑えつつ回ってみましょう。

また、知っていると面白いファーム富田の歴史についてもご紹介しますので、訪れる前後には必見ですよ!

記事内でご紹介している商品、金額等は変更等の可能性がありますので、必ずご自身でご確認の上、ご利用ください。

ファーム富田の歴史っ!

ファーム富田の歴史は、富田徳馬氏が1903年(明治36年)に富良野の開墾を行ったことに始まります。

その頃、「北海道国有未開地処分法」が制定された1897年(明治30年)頃から、北海道への移住者が増え、開拓が盛んになっていました。この法律は、北海道で開拓した土地は無償で開拓した人に貸すし、おまけに一定期間内に開拓が成功すれば、そのままタダであげる! という太っ腹の法律でしたので、当然といえば当然です。

1932年(昭和7年)には、富田徳馬の孫である、富田忠雄氏が生まれました。

富田家は、この忠雄がラベンダー栽培に目を付けるまでは、農業を営んでいたようです。

日本でラベンダーの栽培が始まる

日本でラベンダー栽培が始まったのは、ちょうど富田忠雄が生まれてすぐの頃です。

1937年(昭和12年)に、現在でも香料メーカーとしてフレグランスやフレーバー事業を展開する「曽田香料」の創始者である曽田政治氏が、フランスのラベンダー種子5kgを初めて輸入し、日本各地で試験栽培が行われました。

1940年には、この試験栽培が札幌など北海道で行われ、1952年(昭和27年)、中富良野でラベンダーが栽培されたことで、富良野の気候がラベンダーに合っていることが初めて分かったのです!

なお、その過程で1942年(昭和17年)、日本初の蒸留によるラベンダーオイル抽出が成功しています。

富田忠雄がラベンダーに出会う

富田忠雄が21歳になった1953年(昭和28年)のこと、ちょうど農業に行き詰まりを感じていた頃に、富良野のラベンダー栽培の先駆者であった上田美一氏のラベンダー畑に出会い、心を奪われたと伝えられています。

その後、1958年(昭和33年)に結婚した富田忠雄は、妻・幸子とともに100平米の畑でラベンダー栽培を開始しました。これが現在の「トラディショナルラベンダー畑」です。以降7年で、ラベンダー畑は12,000平米にまで拡大しました。

1970年(昭和45年)には、富良野全体でラベンダー栽培が行われる、ラベンダー栽培のピーク期が訪れます。ラベンダー畑の広さは、富良野全体で230万平米。ラベンダー農家は約250戸も存在していました。北海道全体では、年間5トンものラベンダーオイルが生産されていたのです。

しかし、安価な合成香料が登場したこととによって、間もなく北海道のラベンダー栽培は衰退期を迎えます。




日本のラベンダー栽培の衰退、からの一発逆転!

1970年から1975年にかけて、ラベンダー栽培は一気に衰退します。1970年には年間5トンもあったラベンダーオイルの生産量は、1973年(昭和49年)に香料会社が買い上げを中止したことで、ほぼゼロにまで落ち込みました。

ほとんどの農家がラベンダー栽培をやめ、富良野以外では既にラベンダー栽培は行われなくなってしまいました。

このような状況下で、富田忠雄は何とかラベンダー畑を守ろうと、稲作を行いながらラベンダー栽培を続けていたと言います。

1976年(昭和51年)、逆転の時は突然訪れました。富良野のラベンダー畑の写真が、国鉄のカレンダーに採用されたのです。

このカレンダーの美しさに惹かれ、観光客が次々と富良野を訪れ始めました!

香料からラベンダーグッズへ

それまで、ラベンダー栽培といえば香料の販売と思われていたようですが、この頃富良野を訪れた旅行者が、ポプリやサシェ(におい袋)の作り方を伝えたために、ファーム富田でもポプリ、サシェの販売を始め、少しずつ採算が取れるようになってきました。

1980年(昭和55年)には独自に蒸留施設をつくり、ラベンダーオイルの抽出を成功させることができました。ファーム富田初の香水「フロム」を委託製造・販売したのもこの年です。

さらに、1984年(昭和59年)には化粧品製造業、1987年(昭和62年)には石けん製造業の免許を取得しました。

ラベンダー畑維持のために稲作をしなくても良くなったのは、1989年のことでした。

オートプロヴァンス・ラベンダー修道騎士の称号授与

ファーム富田で製造したラベンダーオイル「おかむらさき」が、1990年10月に、フランスのラベンダーオイル品評会で、なんと1位を獲得しました。

またこの時、南フランスのラベンダー生産者組織からファーム富田へ、「オートプロヴァンス・ラベンダー修道騎士」という称号が授与されました。この称号は、ラベンダー栽培に功のあった功労者へ贈られる、名誉ある称号です。

その後もラベンダー栽培に真摯に取り組み続けるファーム富田は、現在では富良野のラベンダー農家の中心的存在として、不動の地位を築いています。

ファーム富田の歴史については、富田忠雄氏が2002年に執筆した『わたしのラベンダー物語』という本が新潮文庫から出ていますので、あわせてご覧になってみてください。

ファーム富田で抑えたい3大グルメ

ファーム富田もほっかいどう、でっかいどうの一員です。おいしいものがそこここに転がっているので厳選するのはツラいところですが、ぐっとこらえて絶対に食べたい3大グルメをご紹介します。

これがなくちゃ始まらない【ラベンダーソフトクリーム】

ファーム富田といったらコレ! という人や、ファーム富田に行ったら絶対に食べたい……と最初から目を付けている人も多いでしょう。

薄紫の色が美しい、ラベンダーソフトクリームです。

実は、神奈川県の鎌倉などに行くと「あじさいソフトクリーム」と称した、やはり紫色のソフトクリームが販売されているのですが、これは紫芋を混ぜて加工したもの。ラベンダーソフトクリームとは全く違います。

ラベンダーソフトクリームには、ちゃんとラベンダーのエキスが入っていて、ほのかに、しかし確かに、ラベンダーの香りが漂ってくる、なんともエレガントなソフトクリームなのです。

ちなみに、ファーム富田の園内では「メロンソフトクリーム」もあります。北海道産の赤肉メロンの味がこちらもたまらない!

両方食べたいという欲張りさんは、ラベンダーとメロンのミックス「ラベンダー&メロンソフトクリーム」がありますよ。でも、園内で販売されている場所が限られますので、下記をご参照ください。

ラベンダーソフトクリームの価格
  • コーン:300円
  • カップ:250円
ラベンダーソフトクリームの販売店
  • ポプリの舎
  • 倖の小路
  • ポピーの舎
  • 森の舎
  • ラポートの舎
  • 花人の舎 ルネ
  • プチルネ
  • ラワーレの舎
  • アルブの舎
ラベンダー&メロンソフトクリームの価格
  • コーン:300円
  • カップ:250円
ラベンダー&メロンソフトクリームの販売店
  • 倖の小路
  • ポピーの舎
  • ラポートの舎

ファーム富田のソフトクリームには、これらの他に

  • バニラ
  • ラベンダー&バニラ
  • メロン
  • ラベンダーホワイトチョコレート
    ※ホワイトチョコレートはファーム富田ラベンダーイースト「ラワーレの舎」のみの取り扱いです。

といった種類があります。それぞれ少しずつ販売店が異なっていますので、ホームページ でご確認ください。

大地の恵みを実感したいなら【北海道産季節の野菜とソーセージカレー】

カレー好きの皆さんにも、そうでないアナタにも、ファーム富田の「北海道季節の野菜カレー」はおすすめ。

プレーンな「北海道季節の野菜カレー」は、カレーに野菜が載ったシンプルなもの(600円)ですので、せっかくなら北海道らしい太めのソーセージが載ったカレーを選んでみてはいかがでしょうか。

カレーのトッピングには、男爵いものコロッケもあって、これもまたほくほくでおすすめです。

いずれもランチタイム限定メニューとなりますので、時間を見て販売店に突撃です!

北海道産季節の野菜とソーセージカレーの価格
  • 790円 ※ポプリの舎のみ770円
北海道産季節の野菜とソーセージカレーの販売店
  • ポプリの舎 ※紙皿で提供され、770円となります
  • カフェ ルネ
  • 花人の舎 ルネ

インスタ映えもバッチリ!【ふらの雪どけチーズケーキラベンダー味】

完全な見た目重視の商品かと思いきや、味もしっかり美味という、ベイクド・レア・チーズケーキ。

味はもちろんラベンダー味! 

取り扱い店舗が限られているため、食べずに帰ってきてしまった、知らなかったしまったァ! という方も多いひと品ですが、サクサクのタルト生地に爽やかなラベンダー、さらに濃厚チーズという、殺人的とろけるおいしさはここだけのもの。

ぜひ販売店まで回ってみてください。

ふらの雪どけチーズケーキラベンダー味の価格
  • 290円
ふらの雪どけチーズケーキラベンダー味の販売店
  • ラポートの舎
  • プチルネ

ファーム富田の園内マップ&見どころ&回り方

※画像はファーム富田HPより

ファーム富田の園内は、道路を挟んで左右に展開する形となっています。

ところどころに駐車場があり、どこに駐車することになるかでもある程度回り方は違いますが、メインの入り口とも言える「花人の舎(いえ)」から出発するおすすめの回り方についてご案内します。

ファーム富田おすすめの回り方

花人の舎(前面に花人ガーデン) 花人の畑 ドライフラワーの舎 倖の舎 倖の舎(休憩スペース) 倖の小路 蒸留の舎 香水の舎 プロシェの舎 ポプリの舎

---道路を渡る---

]アルブの舎 トラディショナルラベンダー畑 森のラベンダー畑 山の彩りの畑 森の彩りの畑 彩りの畑 森の舎 ポピーの舎

---道路を渡って戻る---

マザーズガーデン グリーンハウス 花の舎 花人の畑を見ながら花人の舎へ戻る

前半は、ファーム富田の花人の舎側を回ります。ここには、花畑とともに数多くのショップが立ち並び、横目に花畑を見ながら、ゆっくり食べ歩きやお買い物を楽しめるようになっています。

ウェルカムハウスである花人の舎には、カフェ「プチルネ」が併設されていますが、帰り際にゆっくりあらためて立ち寄るのもおすすめ。

また花人の舎に近い、ドライフラワーの舎も、先に購入してしまうと荷物になることもありますので、行き際に軽く見て、帰り際にもう一度ゆっくりと立ち寄るのがベターかもしれません。

マップをご覧いただけば分かるように、道路を挟んで半分は「○○の舎(いえ)」と名付けられた、ショップや休憩所が点在していますので、舎を渡り歩きながら、道々花畑を見たり、写真を撮影する形で進みましょう。

一方道路を挟んでもう半分は、ほとんどが花畑で、北海道の美しさを満喫できるコースになっています。こちらも少し時間をかけて、ゆっくりと回りたいですね。




ファーム富田の見学所要時価は?

ファーム富田の見学所要時間は、

  • のんびりコース:120分
  • お急ぎコース:60分

前後が平均的です。ところどころのショップやカフェを1つずつ満喫すれば、2時間はあっという間!

しかし、見逃せないグルメもありますし、北海道以外では絶対に味わえない種類の大自然ですから、ゆっくり回るのがおすすめです。

ファーム富田が見頃になる時期は?

ファーム富田の見頃の時期は以下のとおりです。

  • ちょっと早め→6月下旬
  • 花のピーク→7月中旬~下旬
  • 見頃の終わり→8月上旬
  • もう花がないかも→8月下旬

ラベンダーの花が色づき始めるのは、6月下旬。この頃から見頃が始まります。

開花のピークとなるのが7月中旬から下旬にかけてですが、ここは子どもたちの夏休みと重なる時期ですので、混雑のピークの時期になると言えます。

そして、この混雑は8月上旬まで続くでしょう。

8月中旬にあたる、お盆の時期はどうかというと、やはり見頃には少し遅めですが、家族連れが訪れやすい時期ということもあって混雑が予想されます。

夏のファーム富田に実際に訪れたことのある筆者の経験で言うと、花のピークである7月中旬~下旬よりも、花が少なめになるお盆のほうが、ハードな混雑や、駆けずり回る子どもの跋扈を覚悟しておいたほうがいいかも……。

なお8月中旬以降は、ラベンダーの刈り取りが始まりますので、下旬には花がないことも予想しておきましょう。

混雑回避方法については、次の項も参考にしてください。

ファーム富田の混雑回避方法は?

ファーム富田で混雑を回避したい場合は、とにかく朝早く訪れること。

ゲートはなく、24時間出入りできますので、現地に日の出直前に到着する気持ちで訪れれば絶対といって良いほど混雑はしません。

朝早くなら、ラベンダー畑も人が少なく、自分と彼女とラベンダーだけの写真も撮れるかも!

早めに到着して花畑を回り、ショップが開いた頃に食事やソフトクリームを楽しむのが、混雑を回避するなら一番良いでしょう。

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